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2021年金鯱賞を制した時のギベオン,2着デアリングタクト
2021年金鯱賞を制した時のギベオン,2着デアリングタクト

2011年に発売が開始され、毎週実施されている「WIN5」。ルールはシンプルで、指定された5つのレースすべてで、1着馬を当てるというものだ。 難易度は高いが、的中した時のリターンは大きく、2025年は現時点で、1億円超が7回出ている、まさに夢馬券。今回はそんなWIN5で、2025年12月14日終了時点の歴代払戻金ランキングを紹介する。[9/10ページ]

【第2位】5億5444万6060円(2021年3月14日)

■4人気→4人気→10人気→8人気→3人気

 競馬には「オッズの谷間を抜けた馬」という存在がいる。たとえば1から3番人気の馬が拮抗したオッズ構成で、4番人気が少し離れた一桁台の倍率である場合などだ。

 彼らは1着を当てなければならないWIN5では見落とされがちな存在であるため、うまく拾うことができれば高配当に近づくこともできる。それが全てハマったのが、この日のWIN5だろう。

 1レース目の伊丹ステークスを制したタマモサンシーロ、2レース目の東風ステークスを勝利したトーラスジェミニ。

 いずれも4番人気ではあるが、両レースともに上位3頭で人気を分け合う形だったため、この2レースで残り票数は全体の10分の1まで減少した。

 そして、3レース目の金鯱賞では、断然の1番人気だったデアリングタクトを最低人気のギベオンが破って勝利。鞍上の西村淳也騎手は、初の重賞タイトル獲得の大金星となったが、これでかなりの人が脱落。

 続く2レース共に混戦ながら中穴人気の馬が勝利したことで、払戻金は当時の最高額を塗り替える5億5444万6060円となった。

 ここまでのランキングの中では、人気の数字だけを見れば的中できそうな並びに映る。

 WIN5では、こうした「大多数が軸に据える馬」の敗戦が重なったときにこそ、高配当が生まれやすい。

 この日に限っては金鯱賞を当てられたかがキーになりそうだが、WIN5を買う際は「オッズの谷間を抜けた馬」の実績などにも注意して見ると、的中する可能性は増すかもしれない。

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