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2025年秋華賞を制した時のエンブロイダリー
2025年秋華賞を制した時のエンブロイダリー

2011年に発売が開始され、毎週実施されている「WIN5」。ルールはシンプルで、指定された5つのレースすべてで、1着馬を当てるというものだ。 難易度は高いが、的中した時のリターンは大きく、2025年は現時点で、1億円超が7回出ている、まさに夢馬券。今回はそんなWIN5で、2025年12月14日終了時点の歴代払戻金ランキングを紹介する。[10/10ページ]

【第1位】5億6252万1610円(2025年10月19日)

■10人気→14人気→1人気→9人気→2人気

 1倍台のみならず、単勝オッズが抜けた馬というのは多くの人が信頼を寄せている証でもある。1着を5連続で当てるというWIN5では特に大事な指標となり得るものだ。

 そんな存在が1日の対象レースで3回も勝利を逃した場合、必然的に結果は波乱となる。めったに起きないこの事象が起きたのが、2025年の秋華賞当日である。

 1レース目の西湖特別でいきなり13頭立て10番人気のクールブロンが勝利したうえ、単勝1倍台のサノノワンダーが2着となる波乱の幕開け。

 この時点で全体の10分の1まで票数は減ったが、続く京都競馬場100周年記念で16頭立て14番人気のグランフォーブルが1着。

 ここでも単勝1倍台の支持を受けていたダノンフィーゴが敗れたうえ、単勝で万馬券となる馬の勝利により票数は1551票まで減少。

 3レース目の新潟牝馬ステークスこそ1番人気のカネラフィーナが制したものの、4レース目のブラジルカップで再び12頭立て9番人気のアピーリングルックが1着。ラストの秋華賞を前にして、残りの票数は4票となった。

 そして注目の秋華賞。抜けた1番人気のカムニャックもいて注目を集める中、勝利したのは2番人気のエンブロイダリー。

 配当は5億6252万円と歴代最高の配当を記録した。1倍台を含む断然人気の馬が、5レース中4レースで敗北したことが要因だといえる。

 ちなみに、ラストの秋華賞では2着のエリカエクスプレスに票が入っていなかったため、もし1着との着順が逆ならキャリーオーバーとなっていた。

 億万長者となった人は紙一重で巨額の富を得た。強運の持ち主ではあるが、まさに「運も実力のうち」といえる結果であろう。

【了】
【著者プロフィール:小早川涼風】
祖父、父の影響で幼い頃から競馬に触れ、社会人後ライターに。地方、中央を問わない競馬漬けの日々を送る。初めて好きになった馬はサイレンススズカ。思い出の馬はファストフォース。

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