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【WIN5歴代高額払戻金ランキング】的中で人生激変…?2025年だけで億超え7回の夢馬券

text by 小早川涼風
2020年根岸Sを制した時のモズアスコット(写真中央)
2020年根岸Sを制した時のモズアスコット(写真中央)

2011年に発売が開始され、毎週実施されている「WIN5」。ルールはシンプルで、指定された5つのレースすべてで、1着馬を当てるというものだ。 難易度は高いが、的中した時のリターンは大きく、2025年は現時点で、1億円超が7回出ている、まさに夢馬券。今回はそんなWIN5で、2025年12月14日終了時点の歴代払戻金ランキングを紹介する。[1/10ページ]

【第10位】4億3390万7040円(2020年2月2日)

■9人気→1人気→14人気→3人気→3人気

 この日のWIN5は対象5レース中3レースを3番人気以内の馬が制したものの、1レース目を13頭中9番人気のバイオスパーク、3レース目を18頭中14番人気のナーゲルリングが勝利したことで、的中票数は1票。払い戻しは4億3390万7040円まで跳ね上がった。

 ここまでの金額になった要因は、1,3レース目の勝ち馬2頭の単勝支持率が2%以下であったことに加え、最終関門の5レース目・根岸ステークスで1番人気のコパノキッキングと2番人気のミッキーワイルドが揃って敗北したことも重なった。

 上位2頭の単勝支持率は合計で5割を超えていたため、3番人気のモズアスコットでも十分に配当のうま味が出る存在となったのである。

 モズアスコットは後にフェブラリーステークスを制することになるが、当時はデビュー以来初のダート戦という不安要素を抱えていた。

 また、ここまでダートグレード競走において5連続で馬券圏内に来ていた前年の覇者コパノキッキングと、ダート転向後9戦連続でパーフェクトの複勝圏内を誇っていたミッキーワイルドが出走していた。

 こうした背景を踏まえれば、モズアスコットが3番人気の評価でも納得がいく。

 つまり、人気分布的には1レース目と3レース目さえ拾えていればこの高額配当を手にすることができるように見えても、それだけでは説明できない様々な要素が転がっていた。

 WIN5は勝利した馬が何番人気という数字だけでは語れないということが良く分かる例ともいえるだろう。

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