【有馬記念連覇に挑んだ名馬 5選】難しいからこそ燃える!年末グランプリの高い壁

今年もいよいよ年の瀬を迎え、競馬界にとって年末の風物詩である、有馬記念が近づいてきた。今年のファン投票1位はレガレイラで、得票数はなんと60万票超。昨年のドウデュースの記録を更新し、歴代最多得票を獲得した。
ということで今回は、有馬記念連覇に挑んだ馬たちをピックアップ。連覇を達成した馬も惜しくも敗れてしまった馬も含めて、印象的だった5頭を順に紹介する。[1/5ページ]
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①シンボリルドルフ
最初に紹介するのは、シンボリルドルフ。史上初となる無敗の3冠馬となったシンボリルドルフは、菊花賞後のジャパンカップで初めて古馬へと挑戦。
強豪の外国馬だけでなく、1学年上のミスターシービーとの3冠馬対決にも注目が集まったが、伏兵カツラギエースに敗れての3着。デビューからの連勝が8でストップした状況で出走したのが、1984年の有馬記念であった。
ミスターシービーとの3冠馬対決再戦に加えて、ジャパンカップで日本馬初勝利を挙げて歴史を変えたカツラギエースも出走。その中でもシンボリルドルフは1番人気の支持を集めると、直線で逃げるカツラギエースを交わして勝利した。
そしてそれから1年が経った、1985年の有馬記念。前年3着に敗れたジャパンカップを勝利したシンボリルドルフは、スピードシンボリ以来史上2頭目となる、有馬記念連覇へと挑戦した。
当然のことながら、シンボリルドルフは単勝1.2倍という断然の1番人気。2番人気は、同年の皐月賞と菊花賞を勝利したミホシンザン。骨折によってダービーへの出走が叶わなかったことから、「幻の3冠馬」と言われていた。3番人気以降は単勝20倍以上のオッズとなっており、1強+1頭というような構図であった。
しかしレースでは、シンボリルドルフをマークするような形であったミホシンザンを寄せつけない走りで4馬身差の快勝。1学年下のミホシンザンに格の違いを見せつけるような走りで、有馬記念連覇を達成したのであった。



