HOME » コラム » ランキング » 【高齢馬G1勝利トップ10】もう終わったとは言わせない!成熟の極みに達した名馬たち » ページ 6

今年のスプリンターズSで、ウインカーネリアンがG1初制覇。8歳馬のJRA・G1制覇は、外国馬や京都で行われたJBCスプリントを除けば、3例目の快挙であった。そこで今回は、グレード制導入後のJRA・G1高齢馬勝利ランキングを作成した。劇的勝利となったウインカーネリアンは何位にランクインしているのだろうか。[6/10ページ]

第5位 ジャンダルム

■7歳10月 スプリンターズS

2022年スプリンターズSを制した時のジャンダルム
2022年スプリンターズSを制した時のジャンダルム

 第5位にランクインしたのは、ジャンダルム。今回ランクインした10頭の中で唯一2歳で重賞を勝利しており、早くから活躍を見せていた馬である。

 3歳春は王道のクラシック路線を進んでダービーにまで挑戦したが、3歳秋からはマイル路線へと切り替えることとなる。

 それでもなかなか結果の出ない日々が続いたが、5歳の年明けにニューイヤーSを制して、2歳時のデイリー杯2歳S以来、2年2ヶ月ぶりの勝利を挙げた。

 そんなジャンダルムの転機となったのは、荻野極騎手との出会い。5歳秋からコンビを組むと、スプリント戦へとさらなる舵を切った路線変更も当たり、7歳春のオーシャンSで4年4ヶ月ぶりの重賞2勝目を飾る。

 そして迎えた、その年のスプリンターズS。出遅れながらもハナを主張したテイエムスパーダの作る激流を3番手から抜け出すと、最後はウインマーベルの追撃をクビ差抑えて勝利。

 鞍上の荻野極騎手と人馬ともにG1初制覇を飾り、母ビリーヴとのスプリンターズS母仔制覇も達成。遅咲きではなく、息の長い活躍を見せた馬であった。

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