HOME » コラム » ランキング » 【高齢馬G1勝利トップ10】もう終わったとは言わせない!成熟の極みに達した名馬たち » ページ 2

今年のスプリンターズSで、ウインカーネリアンがG1初制覇。8歳馬のJRA・G1制覇は、外国馬や京都で行われたJBCスプリントを除けば、3例目の快挙であった。そこで今回は、グレード制導入後のJRA・G1高齢馬勝利ランキングを作成した。劇的勝利となったウインカーネリアンは何位にランクインしているのだろうか。[2/10ページ]

第9位 ストレイトガール

■7歳5月 ヴィクトリアマイル

2016年ヴィクトリアマイルを制したストレイトガール
2016年ヴィクトリアマイルを制したストレイトガール

 第9位にランクインしたのは、ストレイトガール。この馬はファストフォースと違って、2歳8月と早めのデビュー。しかし3歳春までに1勝しか挙げることができず、クラシック戦線に乗ることはできなかった。

 その後も、2勝目を挙げた後に1000万下(現2勝クラス)でなかなか3勝目を挙げられなかったが、降級した4歳夏に覚醒。怒涛の4連勝でOPまで駒を進め、5歳のシルクロードSで重賞初制覇。

 そこからさらに1年以上かけて、6歳春にヴィクトリアマイルでG1初制覇を飾る。このヴィクトリアマイルといえば、3連単2000万円超の大波乱となったレース。

 18番人気3着ミナレットのレースと言われることが多く、ストレイトガールの勝ったレースという印象はあまりないファンも多い気がする。

 さらに秋のスプリンターズSも制して迎えた、7歳春のヴィクトリアマイル。香港スプリント、阪神牝馬Sと惨敗が続き、前年覇者であるにも関わらず7番人気と評価を落としていた。

 しかし、ロスのないレース運びで抜け出して連覇を達成。今回唯一の、牝馬によるランクインとなった。

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