HOME » コラム » ランキング » 【ダート・芝の勝ち鞍比率で選出!ダートに強い厩舎トップ5】チャンピオンズCに砂巧者のトレーナーが集結 » ページ 4

大いに盛り上がったジャパンCが終わり、今週末は中京競馬場でダート王を決めるチャンピオンズCが行われる。今回は、チャンピオンズCに出走予定の16頭を管理するJRA調教師の2020年以降の成績を調査。ダートと芝の勝ち鞍の数を比較し、ダートレースの勝ち鞍が占める割合の多い5つの厩舎をランキング形式で紹介していく。[4/5ページ]

第2位 大久保龍志厩舎

■65.6%(ダート124勝、芝65勝)

大久保龍志調教師
大久保龍志調教師

 2020年以降、芝65勝の2倍近い124勝をダートで挙げている大久保龍志厩舎が2位にランクインした。

 大久保厩舎といえば、曾祖父から父子4代にわたり調教師という競馬一家。父の正陽元調教師は三冠馬ナリタブライアンを管理したことでも知られる。

 大久保師がこれまで手掛けてきた馬は実にバラエティーに富んでいる。スタミナお化けディープボンドを筆頭に、菊花賞馬のアサクサキングス、マイルCSを制したダノンシャーク、2020年のチャンピオンズCを勝ったチュウワウィザードなどなど、どれも個性派だ。

 チュウワウィザードが頭角を現した頃からはダートで活躍する馬が目立つようになり、ここ2~3年の間にグロリアムンディ、アウトレンジ、ダブルハートボンドの3頭がJRAのダート重賞を勝っている。

 大久保厩舎にとって5年ぶりのチャンピオンズC制覇のチャンスがやってきた。今年はアウトレンジ、ダブルハートボンド、ハピの3頭を登録。残念ながらハピは除外対象となっているが、他の2頭は勝機も十分。

 特に4歳牝馬のダブルハートボンドは中央で6戦6勝とパーフェクト成績を残していて、唯一の敗戦も前々走のブリーダーズゴールドで2着に敗れたものだ。

 前走のみやこSは早め先頭から押し切って完勝。JRAレコードのおまけつきで、スピードのあるところを見せつけた。切れ味勝負に持ち込めばチャンスも出てくるだろう。

 アウトレンジとともに大久保厩舎に5年ぶりのJRA・G1勝利を届けられるか。

1 2 3 4 5