【冬の重賞に強い騎手トップ5】ワーストは“寒がり”?なフランス人…断然トップは26歳のホープ
12月に入って、これから日中の冷え込みも厳しくなる季節を迎える。寒さに強いサラブレッドには過ごしやすい時期だが、薄手の勝負服を身にまとう騎手にとっては厳しい季節といえるだろう。そこで今回は、春、夏、秋に比べて、冬の重賞で結果を残している騎手を5人紹介したい。[1/6ページ]
条件:2020年1月以降の平地重賞において、冬(12月から2月)とそれ以外の季節(3月~11月)の各騎手の勝率を比較。勝率差が大きい騎手5人をピックアップした。
対象としたのは、同期間中の冬の重賞で30回以上騎乗している35人の現役騎手。
※気象庁が定義する冬季(12月~2月)に基づく。
【第5位】戸崎圭太(+5.4ポイント)
■冬の重賞勝率14.3%、春~秋の重賞勝率8.9%

2020年以降の12月から2月の間に14.3%(77戦11勝)という高い勝率をマークしているのが、今年の騎手リーディング争いにも加わっている戸崎圭太騎手だ。
春から秋にかけての勝率が8.9%(246戦22勝)なので、その差は5.4ポイント。冬に強い騎手の1人といっていいだろう。
今年すでに重賞を8勝している戸崎騎手だが、そのうち3勝を2月までに挙げていた(フェアリーS、AJCC、ダイヤモンドS)。
3月から8月にかけての6か月間は、フラワーCと函館SSの2勝にとどまったが、秋競馬を迎えて再加速。9月以降はセントライト記念、オールカマー、エリザベス女王杯と、芝2200mで行われた重賞を3勝している。
今年のチャンピオンズCには1番人気が予想されるナルカミとのコンビで臨む。しかし、戸崎騎手は先週末のジャパンCで入線後に落馬。松葉づえを使う戸崎騎手の姿があった。
得意の冬場に戦線離脱を強いられる可能性もありそうだが、遅くともレガレイラとのコンビが予定されている有馬記念には復帰できるか。鞍上は予想する上でも重要な要素となるだけに、戸崎騎手の動向には注意を払いたい。



