今月末に東京競馬場で開催される第45回ジャパンカップ。舞台は芝2400mで、スタミナだけでなくスピードの持続力や瞬発力も問われるコースだ。年間にG1が3回行われることから、まさにチャンピオン決定の舞台といえる。そこで今回は、今年のジャパンカップに騎乗予定の騎手を通算勝率ランキング化し、上位5人を紹介する。[4/5ページ]
第2位 D.レーン(勝率19.0%)
騎乗予定:タスティエーラ

今月1日から短期免許で来日中のD.レーン騎手が、勝率19.0%(63戦12勝)で第2位に入った。
これまで4月から6月にかけて春の東京開催の期間中に来日することが多かったレーン騎手。
2019年に初来日した当初は、東京芝2400mをやや苦手としていた。というのも、レーン騎手が所属するオーストラリアは短距離戦が非常に充実しており、日本に比べると、長距離レースがかなり少ない。慣れるのにやや時間を要した側面もあるだろう。
実際、19年のオークスは3番人気のコントラチェックで9着、ダービーは1番人気サートゥルナーリアで4着と、ともに人気を裏切っている。
しかし、20年のダービーで2番人気サリオスを2着に持ってくると、21年オークスは10番人気スタニングローズで2着。23年には4番人気タスティエーラでダービー制覇を成し遂げた。
同コースのG1勝利はまだその1勝だけだが、唯一騎乗した23年のジャパンカップは、4番人気ヴェルトライゼンデを3着に導いている。
それ以来2度目となるジャパンカップで跨るのは、今回で5度目のコンビとなるタスティエーラだ。
ダービーで戴冠を遂げて以降は松山弘平騎手、J.モレイラ騎手らが手綱を取っていたが、勝ち星を挙げられず。3走前の香港カップで久々にレーン騎手に手が戻った。
そのレースは3着に敗れたものの、前々走のQE2世カップで1年11か月ぶりの勝利。前走の天皇賞・秋は8着に敗れたが、展開が向かなかった。
今回は2年前のダービー以来となる東京芝2400mが舞台。休み明けを一度使われた上昇度も加味すれば、大駆けも十分に期待できるだろう。



