今月末に東京競馬場で開催される第45回ジャパンカップ。舞台は芝2400mで、スタミナだけでなくスピードの持続力や瞬発力も問われるコースだ。年間にG1が3回行われることから、まさにチャンピオン決定の舞台といえる。そこで今回は、今年のジャパンカップに騎乗予定の騎手を通算勝率ランキング化し、上位5人を紹介する。[3/5ページ]
第3位 川田将雅(勝率14.4%)
騎乗予定:アドマイヤテラ

現役屈指の“勝てるジョッキー”川田将雅騎手が第3位にランクインした。東京芝2400mの勝率は14.4%(94戦14勝)で、自身のJRA通算勝率17.0%よりもやや低めに数字となっている。
同コースで重賞未勝利の戸崎騎手とは対照的に、川田騎手は14勝のうち5勝が重賞(ダービー1勝、オークス2勝、青葉賞2勝)。
ただし、ジャパンカップは過去12回騎乗して、【0-2-3-7】と勝ち切れていない。1番人気馬に1回、2番人気の馬には5回騎乗しているにもかかわらずだ。
そして14勝すべてを5番人気以内の上位人気馬で挙げている川田騎手だが、今回は実績的に一枚落ちるアドマイヤテラとのコンビが予定されている。
同コンビではデビューから2連勝を飾ったものの、その後、C.ルメール騎手や武豊騎手に手綱が渡り、菊花賞3着、目黒記念1着など、長距離路線で本領を発揮。
前走の京都大賞典で久々に川田騎手に手綱が戻り、1番人気の支持を得たが、4着に敗れている。
勝ち馬のディープモンスターとは0秒3差と悲観する着差ではなかったが、58kgを背負っていたとはいえ、やはりG2で馬券に絡めなかったことで、評価はやや落ちることになるだろう。
川田騎手自身は長距離よりもマイルを中心とした短い距離での成績が際立っている。それだけに、この距離で人馬ともに真価を問われる一戦となりそうだ。



