【騎手のラストスパート率ランキング】秋・冬に勝ちまくるのは誰?データが暴く“追い込み型騎手”とは…
今年も残り1ヶ月強。各部門のリーディングを本格的に意識し始める時期になった。そこで今回は、10月〜12月という1年の終わりの時期に、勝ち星を量産する騎手に注目したい。過去5年の年間勝ち鞍に対し、10〜12月の勝ち鞍がどれだけ占めるかを示す“ラストスパート率”を算出。そのランキングのトップ5を順に紹介する。[1/5ページ]
※9月15日終了時点で50勝以上、かつ過去5年間の通算勝利数が250勝以上のJRA所属騎手を対象とした結果、該当者は12名となった。
第5位:戸崎圭太(ラストスパート率27.2%)

第5位に輝いたのは、戸崎圭太騎手。今年は序盤から勝ち星を重ね、今年は早々と100勝超えを達成した。2016年以来9年ぶりとなるリーディング獲得に向けて、ここからが正念場となる。
過去5年間、戸崎騎手は合計で525勝のうち、10月以降の勝利は143勝。ラストスパート率は「27.2%」である。
年度別では、2020年は56勝のうち24勝、2021年は88勝のうち24勝、2022年は136勝のうち42勝、2023年は112勝のうち23勝、2024年は133勝のうち30勝を、10月以降にマークしている。
例年通りのラストスパート力を発揮すれば、9年ぶりのリーディング獲得はもちろん、8年ぶりとなる150勝達成も夢ではない。
G1に関していうと、レガレイラとのコンビで、昨年の有馬記念、2025年のエリザベス女王杯を制覇したのは記憶に新しい。
さらには、2020年のチャンピオンズカップをチュウワウィザードで制し、2021年の秋華賞をアカイトリノムスメで勝利。過去5年では、10月以降のG1でコンスタントに勝利を挙げている。
秋〜年末にかけてのG1では外国人騎手が来日するため、どうしても乗り替わりが発生する。一時期は割りを食うイメージのあった戸崎騎手だが、今年の好調ぶりならその不安も薄れるか。
持ち前のラストスパート力で、9年ぶりのリーディング獲得なるだろうか。



