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Medeia
4歳上500万下を制したときのメーデイア

②2013年(勝ち馬メーデイア)

 ミラクルレジェンドが勝った翌年となる、2012年のレディスプレリュード。このレースを単勝1.4倍の人気に応えて制したのは、再びミラクルレジェンド。交流重賞となってからは初となる連覇達成を果たした。そしてそのさらに翌年、実施3年目となって正式にG2級格付けとなった、2013年のレディスプレリュード。

 この年の1番人気はメーデイア。同年1月に、条件馬の身ながらTCK女王盃に出走すると5馬身差の圧勝。その後もマリーンCとスパーキングレディーCを勝利し、交流重賞では3戦3勝というパーフェクトな成績でここに挑んでいた。単勝オッズは1.2倍と、前年のミラクルレジェンド以上の圧倒的な支持を受けて、発走を迎えた。

 レースは、メビュースラブがハナを切り、2番手にぴったりとメーデイアがつける展開。淀みのない流れで進み、比較的縦長の馬群となる。積極的に飛ばすメビュースラブであったが、3角入り口で後退。馬なりのままメーデイアが先頭へと立ち、連れてアムールポエジーが2番手へと浮上。その後ろからアクティビューティやクラーベセクレタも差を詰めて、4角を回り最後の直線へと向かう。

 直線入り口ではメーデイアとアムールポエジーがほとんど並んでいたが、追い出されるとメーデイアが徐々に突き放していく。アムールポエジーは苦しくなり、その外からアクティビューティとクラーベセクレタ、内を立ち回ってレッドクラウディアが伸びてくる。しかしこれらは2着争いとなり、前はメーデイアが1馬身の差をつけて勝利。着差こそ大きくなかったが、それ以上に余裕のある勝ち方に見えた。2着には混戦を断ったアクティビューティが入り、3着には内を突いたレッドクラウディアが続いた。

 勝ったメーデイアは、交流重賞では負けなしの4連勝を達成。さらに、レディスプレリュードと同じようにこの年からG1格付けとなった金沢JBCレディスクラシックも制覇。ちなみに、この時の2着はアクティビューティで、レディスプレリュードと同じワンツー決着となった。さらには、前年までレディスプレリュードとJBCレディスクラシックをともに連覇したミラクルレジェンドに続き、3年連続でレディスプレリュードの勝ち馬がJBCレディスクラシックを勝利。創設初年度から、重要なステップレースとしての役割を果たしていた。

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