GⅡ 京都大賞典の傾向分析【過去の結果 -1980年以降 】
1966年、「ハリウッドターフクラブ賞」の名称で創設された京都大賞典。3歳以上・別定の重賞として第1回は京都競馬場の芝3200mで施行された。翌1967年には芝2400mに短縮され、1974年には現在の名称となった。GⅠ馬など多くの有力馬が出走する一戦として、毎年大きな注目を集めている。
■過去10年間のデータ
◯1番人気の成績
勝率:20%
連対率:50%
複勝率:70%
過去10年のデータを見ると、1番人気の勝率は20%にとどまり、勝ち切るケースは多くない。しかし、連対率は50%、複勝率は70%と安定しており、一定の信頼度は保っているといえる。1番人気で勝った馬は、2015年のラブリーデイと2016年のキタサンブラックの2頭である。
◯三連単の配当傾向
平均値:352,336円
中央値:18,445円
最高値:1,811,410円(2019年 ドレッドノータス)
最低値:6,540円(2015年 ラブリーデイ)
三連単の配当には年ごとの大きな差が見られる。平均値が高めに出ているのは、100万円を超える高配当が過去に2度記録されているためだ。一方で、中央値に注目すると分かるように、大荒れしなかった年は比較的堅い決着が多い。
◯走破タイム傾向(良馬場のみ)
平均タイム:2分24秒1
最速タイム:2分22秒9(2024年 シュヴァリエローズ)
最遅タイム:2分25秒5(2016年 キタサンブラック)
走破タイムの平均は2分24秒1で、これは同クラスとしては標準的な水準といえる。背景には、スローペースで展開されることが多いという傾向がある。
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