【第2位】キタサンブラック(勝率12.2%)
イクイノックスを筆頭にクロワデュノール、ソールオリエンス、ウィルソンテソーロらG1馬を輩出しているキタサンブラックが2位にランクインした。
キタサンブラック自身は3歳秋の菊花賞を皮切りに、中長距離G1で大活躍。武豊騎手との名コンビで天皇賞・春連覇と春秋連覇も成し遂げている。
先行してしぶとい脚を使うレースぶりがキタサンブラックの持ち味だったが、中長距離を主戦場とする多くの産駒も父のスタミナを受け継いでいるようだ。
産駒は芝2400m以上のレースで、通算14勝を挙げているが、脚質別の勝利数を見ると、逃げ2勝、先行9勝父と同様に先行策が勝ちパターンだ。
ただし、菊花賞に出走した2頭の産駒は結果を残せていない。どちらも1番人気を背負った22年のガイアフォースが8着、23年のソールオリエンスは3着に敗れている。2頭のその後の走りを見ても、3000mは適性外の距離だった可能性が高い。
今年はヤマニンブークリエ、レクスノヴァス、ライトトラック、エコロディノスの大挙4頭が菊花賞に登録済み。この中では、セントライト記念でミュージアムマイルの2着に入ったヤマニンブークリエにチャンスがあるか。