【第4位】ジャスタウェイ(勝率10.7%)
2400m以上の距離で好勝率を残している現役種牡馬の1頭が、オルフェーヴルの1世代下にあたるジャスタウェイだ。
ジャスタウェイは3歳春にアーリントンCを制したものの、本格化したのは古馬になってから。4歳秋の天皇賞から5歳春の安田記念までG1・3勝を含む4連勝を記録した。
距離は1800~2000mがベストのイメージが強いが、5歳秋のジャパンCで2着するなど、クラシックディスタンスもこなしていた。
代表産駒のダノンザキッドやヴェロックスあたりも2000m前後が主戦場で、この2頭は2~3歳時がピークだった早熟の印象もある。
一方、ルージュエヴァイユやテオレーマ、アウィルアウェイといった牝馬は晩成タイプだ。古馬になってからダートや短距離それぞれの路線で活躍している。
産駒は2400m以上の距離で高い勝率を残しているが、勝ち鞍のほとんどが下級クラス。リステッド以上のレースに限ると、【0-0-0-15】とサッパリだ。
過去にモンテディオとポッドボレットの2頭が菊花賞に出走したが、いずれも2桁着順に惨敗。2600mまではこなしても、やはり3000mは守備範囲とはいえない。
今年の菊花賞はジャスタウェイ産駒の名前がないが、来年以降に出走してきたとしても軽視するのが妥当かもしれない。