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2025年10月13日新馬戦2025年10月13日新馬戦を制した時のバルセシート
2025年10月13日新馬戦を制した時のバルセシート

10月13日の2歳戦レビュー

◆ノーザンタイタン

10月13日 新馬・牝 東京芝1600m 1着
評価:★★★
騎手:横山武史
厩舎:美浦・中舘英二
父:モーリス
母:オーサムウインド
母の父:ディープインパクト

《短評》
好スタートを決めて道中はインの3番手を追走。直線に向いた時点ですでに前も空いていて、この上なくスムーズに運べた。鞍上が仕掛けるとしっかり脚を使い、2着馬の猛追をクビ差抑えて勝利した。

勝ち時計1:34.2は前日のコズミックボックス未勝利より0.2秒、土曜のサウジアラビアRC(エコロアルバ)より0.4秒遅いが、新馬戦としてはまずまずの好時計。1勝クラスでも堅実に稼いでいけそうだ。

◆バルセシート

10月13日 新馬 京都芝1600m 1着
評価:★★★★★
騎手:北村友一
厩舎:栗東・松下武士
父:キズナ
母:マラコスタムブラダ
母の父:Lizard Island

《短評》
ゲートはノタっと出るような感じで、二の脚もつかず後方から。道中も促しながら運んで4角までに先行集団を射程に入れると、直線でステッキが3~4発入ってようやくフルスロットルに。そこからの伸びは強烈で、一瞬で他馬を差し切って最終的に3馬身半の差をつけた。

勝ち時計1:33.6は同コースの2歳新馬戦としては史上最速。未勝利戦や1勝クラスを含めても、内回りの京都マイルで1:33.6以下が出た2歳戦はミッキーアイル、ラヴズオンリーユー、ショウナンザナドゥなど過去5例しかない。前半3F34.0秒のハイペース、メインレースでレコードが出た高速馬場を差し引いても、十分に優秀なのは間違いない。

今回は序盤でモタつきを見せていたが、そこもいい意味での伸びしろと言える。GⅠ馬レシステンシアの半弟という良血馬。高確率で重賞戦線に乗ってくる。

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