【ワースト2位】藤岡佑介
37勝→8勝(勝率17.1%→11.0%=6.1ポイントdown)
下半期に入り失速ぶりが目立つ騎手第2位は、中堅からベテランの域に差し掛かった39歳の藤岡佑介騎手だ。
キャリア22年目を迎えた今年、藤岡佑騎手はいきなりアルナシームとのコンビで中山金杯を制覇。競馬界では「一年の計は金杯にあり」といわれるように、これ以上ないスタートを切った。
その後は重賞勝利こそないが、コンスタントに白星を重ねて、6月までに37勝。これは2008年にマークした自己ベストの75勝に迫る74勝ペースだった。
ところが、7月以降はここまで8勝とやや失速している。その最大の理由が8月中旬から約1か月間にわたり騎乗していなかったことだろう。これは騎乗停止などではなく、9月上旬に実施された調教師試験を受験するためと噂されているが、真偽は不明。
ただ、勝ち鞍だけでなく、勝率も17.1%から11.0%に下げており、やはり試験勉強にある程度、神経を集中させていた可能性が高い。
秋競馬で巻き返しを期する藤岡佑騎手だが、実は昨年の秋競馬もスランプに陥っていた。昨年は、今年と同じようにスタートダッシュを決め8月まで42勝、勝率12.2%をマークしていた藤岡佑騎手だが、9月以降はわずか9勝、勝率も6.2%と大幅ダウン。秋競馬の訪れとともに成績を下げていた。
藤岡佑騎手は昨年と同じ轍を踏まないためにも、まずは今週末の騎乗で8月16日以来となる勝利を挙げておきたいところだろう。