④粗品(霜降り明星)
競馬番組のレギュラー出演こそないが、毎週更新しているYouTubeでの重賞予想が与える影響力は、芸人界随一とも思える粗品(霜降り明星)。
予想としては、どちらかと言えば本命党寄りな気もするが、本命に指名した馬が馬券外となることが続いたことから、世間では「逆神」のような扱いを受けていることも多い。
とはいえ、それは裏を返せば予想動画を欠かさずチェックするファンが多い証拠でもある。2018年M-1王者としてテレビで活躍する傍ら、競馬好き芸人としてのポジションも着実に確立しつつある。
そんな粗品が高額払い戻しで話題となったのが、2024年の正月競馬である。1月6日の中山4Rで行われた新馬戦で、3連単フォーメーション計112点×1000円の総額11万2000円を購入した。
そして結果は、11番人気→13番人気→6番人気で決着。3連単の配当は241万2370円で、各1000円購入していた粗品の払い戻しは、2412万3700円となった。11万2000円投資というのは、一般人になかなか真似できるものではないが、2400万超の払い戻しというのは驚きであった。
そして、さらに驚きだったのは的中したお金の使い道。同年の元日に起きた、能登半島地震の復興支援にその全てを寄付したのであった。
馬券で2400万円当てることももちろんすごいのだが、その全てを寄付するというのは、さらに難しいこと。それをなんの躊躇もなくあっさりやってのける粗品の決断力は、本当に素晴らしいものであった。
さらに粗品は、今年のかしわ記念でも3連複1点勝負で的中。1回の購入限度額いっぱいである99万9900円を購入しており、払い戻しは810円×99万9900円=809万9190円。700万超のプラス収支を叩き出した。
今回紹介したものは投資金額も多いため、まったく同じように買うことは難しいだろうが、普段の重賞予想では抑えた金額で買い目を発表しており、視聴者も予想に乗りやすくなっている。