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GIII 札幌2歳ステークスの傾向【過去の結果 – 1980年以降 | 重賞データ 】

1966年に「北海道3歳ステークス」として創設され、その後、距離やコースにさまざまな変更が加えられた。1997年には札幌競馬場の芝1800mで施行されるようになり、2001年に現在の名称「札幌2歳ステークス」に改称された。これまでにソダシやジオグリフなど、クラシック戦線で活躍する馬を輩出している。

2024年札幌2歳Sを制した時のマジックサンズ
2024年札幌2歳Sを制した時のマジックサンズ

■過去10年間のデータ

◯1番人気の成績

勝率:30%
連対率:40%
複勝率:70%

◯三連単の配当傾向

平均値:83,799円
中央値:26,070円

◯牡馬・牝馬別成績

牡馬:1着7回/2着6回/3着9回(計22回)
牝馬:1着3回/2着4回/3着1回(計8回)

■傾向分析

過去10年のデータでは、1番人気の勝率は50%と信頼度は高い。ただし、2着0回、3着1回ということから、絶対的な信頼をおける訳ではない。

三連単は平均が325,632円、中央値は123,255円と荒れる傾向にある。また、10万円以上が5回、その内の1回は200万円超(2015年)の大波乱となった。1番人気の信頼度は高い一方で、10番人気以下は8頭が3着に入っている。

牡馬・牝馬別成績を見ると、表面的には圧倒的に牡馬の好走が目立つように感じられる。しかし、実際には出走数の割合が 牡馬:約75%、牝馬:約25%と大きく違う。そこで3着以内率を比べると、牡馬が約23%、牝馬が約25%となり、ほぼ互角の好走率になる。ただし、牝馬で馬券に絡んだのは ソダシ、アルマヴェローチェ、ユーバーレーベンなど、後にクラシック戦線でも存在感を示すほどの実力馬が中心だった。

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