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2001年宝塚記念を制した時のメイショウドトウ
2001年宝塚記念を制した時のメイショウドトウ

第4位 メイショウドトウ(9億2133万4000円)

性別:牡馬
戦績:27戦10勝【10-8-2-7】
主な勝ち鞍:宝塚記念(2001年)

 4位にランクインしたのは、メイショウドトウ。獲得賞金は9億円を超え、4位にして10億円の大台も近づいてきた。

 世代としては、テイエムオペラオー、アドマイヤベガ、ナリタトップロードらと同じ1999年クラシック組。しかし、その3頭が皐月賞でクラシック第一戦を戦っている日に、メイショウドトウは皐月賞が行われる中山競馬場ではなく、中京競馬場でダート1700mのかいどう賞(現1勝クラス)に出走していた。

 デビュー自体が年明けと遅かったメイショウドトウは、デビューから5戦目まではダートのレースに出走。当然、先述した同期の面々とは一切交わることがなかった。

 本格化を果たしたのは、年が明けて5歳(現4歳)となってから。芝を使うようになってオープンクラスまで昇級し、中京記念で重賞初制覇。さらには金鯱賞も勝利し、ついに宝塚記念でG1の舞台へとたどり着く。

 しかしそこに立ち塞がったのは、同期の大将格となっていたテイエムオペラオー。このレースでクビ差及ばず2着に敗れると、ここからが地獄の始まり。天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念、翌年の天皇賞(春)と、G1では5戦連続でテイエムオペラオーの2着となり、すっかりシルバーコレクターの印象がついていった。

 そして、6度目の直接対戦となった2001年の宝塚記念。4角先頭という強気の競馬でついにテイエムオペラオーを封じ込め、G1初制覇を飾った。

 もちろん競馬に「もし」はご法度だ。しかし、もし同期にテイエムオペラオーがいなければ、メイショウドトウはG1・6勝の歴史的名馬となっていたかもしれない。そう思わせるだけの存在感を持っていた。

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