2025年から中京競馬場に移設され、「中京2歳ステークス」に改称された小倉2歳ステークス。距離は芝1400mで行われることとなった。創設は1981年で、当初は小倉3歳ステークスという名称だった。過去の優勝馬には、レーヌミノルやメイショウボーラー、アストンマーチャンなど、後のG I馬を輩出している。

※2024年以前は、小倉2歳ステークスのデータ

■過去10年間のデータ

◯1番人気の成績

勝率：30%
連対率：40%
複勝率：40%

◯三連単の配当傾向

平均値：127,469円
中央値：43,960円

◯牡馬・牝馬別成績

牡馬：1着7回／2着8回／3着7回（計22回）
牝馬：1着3回／2着2回／3着3回（計8回）

■傾向分析

　過去10年のデータでは、1番人気の勝率は30%で信頼度はそこそこ、複勝率は40%で信頼度は平均よりやや低い。単勝オッズ1倍台で勝ったのは、2015年のシュウジ(1.5倍)のみである。その他、1番人気を背負い勝ち馬の単勝オッズ、2016年のレーヌミノルは3.9倍、2024年のエイシンワンドは4.1倍だった。

　三連単は平均が127,469円だが、43,960円と、大波乱が突発的に起きる傾向になっている。過去10年の最高配当は、2018年。1着は3番人気ファンタジスト、2着は13番人気アズマヘリテージ、3着は9番人気のミヤジシルフィードという結果だった。

　牡馬と牝馬に大きな出走頭数の差がないものの、牝馬の3着内率は低くなっている。

　総合すると、前走や調教から穴馬を探すのは有効だが、力を備えた1番人気も信頼できる傾向がある。

　ただし、今年から中京・芝1400mに変わったことで、これまでの傾向は大きく崩れる可能性がある。波乱含みの一戦と見ておくべきだろう。

【了】

【過去の結果】