②コンヴィクションⅡの2025
藤田氏が1億5000万円で落札したコンヴィクションⅡの2025。この馬は2023年のセレクトセール当歳馬部門において5億2000万円という値が付いたサガルマータの妹である。
落札価格こそ差がついたものの、コントレイルの初年度産駒ということで注目を集めていた兄同様、こちらもイクイノックスの初年度産駒で話題性は十分と言っていい。
兄妹ともにHaloのクロスを保持しているが、兄が4×4なのに対しこちらは5×5×4。とはいえ、双方ともに血統構成は非常に似ており、サガルマータの活躍次第で妹の適性も見定められそうな予感もする。一族は中距離路線を中心に使われており、中団から進めて最後に差し脚を伸ばしてくるといった競馬をする馬が多い。
2025年に初出走を果たしたコントレイル産駒は父譲りの良い脚を使う馬が多いが、果たしてこちらもイクイノックス譲りのスピードを発揮することができるかどうか。兄同様、デビューまで目が離せない1頭となりそうだ。