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2001年エリザベス女王杯を制したトゥザヴィクトリー
2001年エリザベス女王杯を制したトゥザヴィクトリー

第7位 トゥザヴィクトリー(6億1664万6900円)

性別:牝馬
戦績:21戦6勝【6-4-4-7】
主な勝ち鞍:エリザベス女王杯(2011年)

 第7位にランクインしたのは、オールラウンダーのトゥザヴィクトリー。

 牝馬クラシック戦線では有力馬に数えられながら、オークスでウメノファイバーにハナ差敗れるなど無冠。その後もG1タイトルにはなかなか手が届かなかったが、5歳シーズンを迎えてダート初挑戦となったフェブラリーSで3着。

 さらには、高いダート適性を見込んで挑戦したドバイワールドカップで2着に健闘。勝ったキャプテンスティーヴには3馬身差をつけられてはいたが、ユートピアがゴドルフィンマイルを制する5年も前に、世界の頂に手をかけていた。

 そして帰国初戦となったエリザベス女王杯では、1着から5着までがハナ+ハナ+クビ+クビという大接戦を制して、悲願のG1初制覇。G1タイトルはこの1勝のみながら、芝・ダート兼用の名牝であった。

 現役引退後は、金子真人オーナー所有のキングカメハメハとの間に、トゥザグローリー、トゥザワールド、トーセンビクトリーという3頭の重賞ウイナーを輩出。

 特にトゥザグローリーとトゥザワールドの牡馬2頭は、良血が買われて種牡馬入り。どちらも現役時代は芝馬であったが、隔世遺伝でトゥザヴィクトリーの血が開花し、ダートもこなす産駒を多く輩出している。

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