④エスメラルディーナの2024
エスメラルディーナの仔がセリに上場されるのは2020年に当歳部門で上場されたダミエ以来2頭目だったが、7200万円で落札された兄を大きく上回る1億円という値で藤田氏が落札した。
現役時代には芝とダート、どちらの舞台でも活躍を遂げた母。子供たちも活躍の路線は多岐に渡っている。だが、エスメラルディーナの2024の叔父には2025年の雲取賞を制したジャナドリアや、オアシスS勝ちのあるコンシリエーレがいる。
加えて父はダートのG1級競走を4勝したクリソベリルで、順調ならダート三冠路線での活躍が期待できるだろう。成長次第では、JRAで初めて韓国の重賞を制覇した母に続き、海外遠征を敢行する機会が訪れるかもしれない。
とはいえ、半兄には芝の重賞を勝利したアリーヴォもいるように、活躍の場が広いこの牝系の一族なら、どの路線に出走してきても不思議ではない。