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コンヴィクションⅡの2024 ⓒJapan Racing Horse Association
コンヴィクションⅡの2024 ⓒJapan Racing Horse Association

【第5位タイ】コンヴィクションIIの2024(3億円)

 (株)ダノックスによって3億円で落札されたキタサンブラック産駒のコンヴィクションIIの2024(牡)が、5位タイにランクインした。7000万円でスタートしたセリは、小刻みながら次々に声が上がり、早々と1億円に到達。

 その後も1000万円ずつ値が上がり続け、2億5000万円に達すると、競りの対象人数が絞られて多少の時間を要したが、大台となる3億円に達したところでハンマープライスとなった。

 母のコンヴィクションIIはアルゼンチン血統で、Mr. Prospector系のCity Banker産駒。現役時代はG1のフィルベルトレレナ大賞典を制すなどアルゼンチンで5勝を挙げた。祖母Cronwell Landは日本でも共用されたことのあるサザンヘイローの産駒で、名種牡馬キタサンブラックとの配合ではHaloの4×4のインブリードが完成する。

 半兄のレヴェッツァ(父ドゥラメンテ)はJRA3勝を挙げ、2023年のセレクトセール当歳馬部門で、当時の歴代3位となる5億2000万円の高額で落札されたサガルマータ(牡2、父コントレイル)はデビュー前から評判を呼んでいる。

 冠名「ダノン」でおなじみ、購入者の(株)ダノックスは、G1馬のダノンスマッシュやダノンキングリー、ダノンプレミアムらを所有したほか、昨年にダノンデサイルで日本ダービーを勝ち、待望の“ダービーオーナー”の称号を得た。コンヴィクションIIの2024が、脂の乗り切ったオーナーの元でどんな活躍をみせるのか興味深い。

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