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2012年東京大賞典を制したローマンレジェンド
2012年東京大賞典を制したローマンレジェンド

2位 ローマンレジェンド(3億6,119万円)

性別:牡馬
戦績:29戦10勝[ 10-1-6-12 ]
主な勝ち鞍:12年東京大賞典(G1)

 デビュー3戦目からダートを走り、破竹の6連勝後、東京大賞典を制したローマンレジェンドが、第2位にランク入りした。

 デビュー2戦目まで芝で走るのも、結果を残せずに3か月の休養を挟んだ3戦目、ダートの未勝利戦を6馬身差の圧勝で初勝利を飾ると、11月の条件戦、12月の条件戦も勝利して6戦3勝で3歳シーズンを終えた。

 4歳シーズンは4月の始動戦から3連勝でオープン入りすると、7月のオープン戦ではコースレコードを更新して4連勝の勢いで、重賞初出走となるエルムSに出走。G1級競走を6勝していたエスポワールシチーに競り勝って、重賞初制覇を飾り、約3500万円を獲得する。

 続くみやこSでも直線、差し切り単勝1.4倍の人気に応えて、重賞連勝で約3500万円を加算させてジャパンCダートに駒を進める。ここでは1番人気の支持を集めながら4着に敗れるが、年末の東京大賞典は、最後の直線でのワンダーアキュートとの激しい叩き合いを制して、G1初制覇を果たした。この年は6連勝に重賞初制覇、G1制覇と、飛躍の一年となり、約2.1億円を獲得した。

 東京大賞典を制したことで翌年以降、ローマンレジェンドはダート路線を牽引する存在になるかと思われたが、引退する8歳までに勝利は6歳時のエルムSのみと、低調な成績に終った。だが3着には、かしわ記念、チャンピオンズCなどで5回入るなど、堅実に賞金を加算させた。G1勝利は1勝のみながら、総額3億6,119万円を獲得して、第2位にランクインした。

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