HOME » コラム » 競馬の基礎知識 » 【スペシャルウィーク産駒獲得賞金ランキングトップ10】 “日本の総大将”の産駒で、最も稼いだのは…? » ページ 8

2007年京都大賞典を制した時のインティライミ
2007年京都大賞典を制した時のインティライミ

3位 インティライミ(3億4,158万円)

性別:牡馬
戦績:29戦5勝[ 5-3-3-18 ]
主な勝ち鞍:05年京都新聞杯(G2)、07年京都大賞典(G2)

 生まれた時代が悪かったのか、あのディープインパクトが同世代に君臨したことで、日本ダービーでは3着に2馬身半をつけながら2着に敗れたインティライミが、第3位にランク入りした。

 2004年8月のデビュー戦に勝利すると、長期休養明け、翌年の条件戦で2勝目を挙げる。続く京都新聞杯はハナ差制して、重賞初勝利。約5500万円を獲得して、日本ダービーに駒を進める。2005年の競馬の祭典には、あのディープインパクトも出走した。レースでは意表を突いた先行策を打ったインティライミが、直線に入ってから一気に仕掛けて先頭に立つ。

 一度はダービー馬の夢を見たものの、大外を回ってきたディープインパクトにあっという間に交わされ、最後は5馬身離され2着。

 生まれた年が違っていれば、ダービー馬になれていたかもしれないインティライミは、2着賞金の約7100万円を獲得した。秋に向けての調整中に怪我を発生して残りの3歳戦は休養を余儀なくされた。

 年明け4歳の復帰戦、日経新春杯3着に入るも金鯱賞への調整中に怪我が再発。休養に入り、秋には復帰するも、12月の中日新聞杯2着が最高成績となった。5歳時の春シーズンは4戦を走り、金鯱賞3着以外はいずれも着外と振るわなかったものの、休養明け初戦の朝日チャレンジCでは、約2年4か月ぶりの勝ち星を挙げる。続く京都大賞典では直線、豪脚を繰り出しゴール寸前で先頭を捉えて、重賞3勝目を手にした。

 だが、この後は勝ち星から遠ざかり、2008年の宝塚記念の3着となったのが最高成績で、戦績29戦5勝。8歳で引退したインティライミは、総額3億4,158万円を獲得した。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10