HOME » コラム » 競馬の基礎知識 » 【スペシャルウィーク産駒獲得賞金ランキングトップ10】 “日本の総大将”の産駒で、最も稼いだのは…? » ページ 5

2010年マイラーズCを制した時のリーチザクラウン
2010年マイラーズCを制した時のリーチザクラウン

6位 リーチザクラウン(2億5,783万円)

性別:牡馬
戦績:26戦4勝[ 4-4-1-17 ]
主な勝ち鞍:09年きさらぎ賞(G3)、10年マイラーズC(G2)

 後にG1馬が3頭誕生した伝説の新馬戦に出走。スペシャルウィークの後継種牡馬としても重賞馬を多数輩出したリーチザクラウンが、第6位にランク入りした。

 2008年10月のデビュー戦はのちのG1馬アンライバルド、ブエナビスタ、スリーロールスを相手に2着に健闘すると、2戦目で初勝利を挙げ、続く条件戦も連勝。ラジオNIKKEI杯2歳Sで2着に入り、約1300万円を獲得した。

 3歳では、始動戦のきさらぎ賞を快勝で、父スペシャルウィークとの父子制覇を達成した。次走の皐月賞は2番人気の支持を得るも、終始折り合いを欠き、13着に大敗した。日本ダービーで2番手からレースを進め、4コーナーで先頭に立つが最後は交わされ2着となった。秋は始動戦の神戸新聞杯で2着に入ると、菊花賞では単勝3.8倍の1番人気に支持されるが、5着に敗れた。その後、ジャパンC、有馬記念と連続で着外に終わり、ここまで11戦3勝、獲得賞金は約1.7億円となった。

 年明け4歳はマイル路線を中心に走ると、マイラーズCで、約1年2か月振りの勝利を収め、安田記念へ機運が高まったが、1番人気の支持を集めたその安田記念では、14着と大敗。レース後、骨折が判明して長期休養となった。その後、7歳まで現役を続けたが勝利を挙げることは出来ずに、総額2億5,783万円を獲得して引退。スペシャルウィークの数少ない後継種牡馬としてキョウヘイ、クラウンプライド、アーテルアストレアの重賞馬を輩出した。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10