【スペシャルウィーク産駒獲得賞金ランキングトップ10】 “日本の総大将”の産駒で、最も稼いだのは…?
日本ダービーやジャパンCを含むG1を4勝し、「日本の総大将」と呼ばれたスペシャルウィーク。武豊との名コンビで世代の頂点に立ち、数々の強豪と死闘を繰り広げた姿は、今も競馬ファンの記憶に深く刻まれている。今回は、そんなスペシャルウィークの産駒の中から、獲得賞金が最も多かった馬をランキング形式で紹介していく。
10位 ウインフルブルーム(1億8,921万円)
性別:牡馬
戦績:18戦5勝[5-4-2-7]
主な勝ち鞍:2015年 京都金杯(G3)
朝日杯FS、皐月賞共に3着とG1には手が届かなかったが、京都金杯を勝利したウインフルブルームが、第10位にランク入りした。
2013年にデビューしたウインフルブルームはデビュー戦で勝ち上がると、オープン戦2着の後の条件戦で2勝目を挙げて、朝日杯FSに出走する。好位からレースを進めると最後はアジアエクスプレスに敗れたが、0.2秒差の3着と健闘した。約1800万円を獲得した。
3歳始動戦のシンザン記念は、2番手から前を追い掛けたが、最後まで逃げた馬を捉えることはできず2着。それでもクラシック出走へ、貴重な約1500万円を獲得した。
迎えた皐月賞では、8番人気の評価ながらスタート直後からハナを切ると、そのままレースを引っ張り、最後は交わされたものの、3着に好走した。日本ダービーの優先出走権を獲得するが、レース直前の怪我により競馬の祭典を出走取消となる。復帰2戦目のオープン戦で約1年振りの勝利を収めると、デビューから10戦3勝、約1.1億円を獲得して3歳シーズンを終えた。
4歳シーズンは始動戦の京都金杯で、ハナに立つとそのまま後続の追撃を振り切り、念願の重賞初優勝を果たす。G1で3着2回の実力馬が初めてのタイトルを手中に収めた。だがその後、左前種子骨の剥離骨折と、繋靭帯炎を併発していることが判明。4歳シーズンは京都金杯の1戦のみで残りは全休となったウインフルブルームは、約1年6か月後の復帰戦で勝利を収めるが、その後は勝利を挙げられず、総額1億8,921万円を獲得して、6歳で引退した。