第5位 エアソミュール(3億2,104万8,000円)
性別:牡馬
戦績:28戦10勝 [10-0-5-13]
主な勝ち鞍:14年毎日王冠(G2)、鳴尾記念(G3)
2歳から6歳まで28戦し、G1出走こそなかったものの、重賞2勝を挙げて3億2000万円を超える賞金を稼ぎ出したエアソミュールがトップ5に名を連ねた。
エアソミュールは、祖母にアイドリームドアドリームをもち、叔父にクラシック2冠のエアシャカール、叔母に自身も重賞馬で、繁殖としてもG1馬のエアメサイアなどを産み、牝系の枝葉を広げているエアデジャヴーらがいる良血馬。
2歳の11月にデビューしたエアソミュールはこの年、3戦1勝で740万円を稼いだ。3歳時はクラシック路線には乗れなかったものの、秋に連勝して条件クラスを卒業。4416万円を上積みしてOP入りしたが、鳴尾記念で12着に敗れるなど、すぐには躍進できなかった。
それでも4歳時は、大阪城S、巴賞、ディセンバーSとオープン特別を勝ち、7戦3勝で7865万円を手にする。着実に力をつけていったエアソミュールは、5歳時に本格化となった。
年明け初戦の白富士Sを勝利して2229万円を加えると、中山記念(10着)を挟んで迎えた鳴尾記念で差し切り勝ち。待望の重賞制覇を飾って4043万円を加算した。
札幌記念で5着に入り650万円を得た後、毎日王冠で重賞2勝目。6300万円ほどを獲得し、年末の金鯱賞を3着で締めくくって、この年は6戦3勝で1億4752万円をゲットする。
ラストイヤーとなった6歳時もAJCC、産経大阪杯と連続3着に好走し、鳴尾記念、函館記念ともに4着に入線。計4331万円を上乗せした後、引退し、現在は乗用馬として余生を送っている。