第6位 ダイワファルコン(2億8,502万円)
性別:牡馬
戦績:38戦8勝 [8-6-4-20]
主な勝ち鞍:12,13年福島記念(G3)
生粋の右回り巧者として福島記念を連覇するなど2億8000万円を超える賞金を稼ぎ上げたダイワファルコンが、第6位にランク入りした。
2歳の11月にデビュー後、7歳まで38戦を走り切り、右回りの競馬場では27回走って中山で5勝、福島で2勝、京都で1勝と全8勝を挙げ、連対率44.44%、複勝率51.85%と安定感をみせた。一方で左回りの東京競馬場では11戦して未勝利。連対率でも2割を切る数字となった。
スカーレットブーケを祖母にもつ“スカーレット一族”出身のダイワファルコンは、母のダイワルージュが重賞ホース、叔父にG1・5勝のダイワメジャー、叔母にG1・4勝の名牝ダイワスカーレットがいる良血馬。
自身はG1には手が届かなかったが、前述の福島記念2勝のほか、中山記念など重賞で2着に3回入る実績を残した。早くから非凡な素質をみせていたダイワファルコン。デビューから4戦目の弥生賞で3着に入り、皐月賞(8着)にも出走。
ここまでに約2500万円の賞金を得て今後の飛躍に期待がかかったが、不得手な東京で足踏みしてしまい、4歳3月の準OP・スピカSを勝利するまで条件クラスでくすぶり続けた。
産経大阪杯を含むOPレース2戦を挟んだ後、再び降級するも、秋口の復帰戦ですぐに勝ち上がる。続くカシオペアSでOP初勝利を収め、4歳のこの年は7089万円を獲得した。
5歳時は福島記念で重賞初制覇を果たすなど9戦1勝で計8486万円を稼ぎ、引き続き好調を維持した6歳時も、福島記念連覇を達成するなど6戦1勝で7446万円を手中に収めた。
結局、連覇を果たした福島記念が最後の勝利となり、7歳時は5戦すべて着外に終わったが、中山、福島でみせた存在感は忘れ去られることはない。