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2018年迎春Sを制した時のノーブルマーズ
2018年迎春Sを制した時のノーブルマーズ

第7位 ノーブルマーズ(2億6,216万円)

性別:牡馬
戦績:53戦5勝 [5-6-9-33]
主な勝ち鞍:18年迎春S(準OP)

 重賞未勝利でOP勝ちのない戦績ながら、生涯でタフに53戦を消化したノーブルマーズが、8位サンレイポケットをわずか66万円の差で抑え、7位に食い込んだ。

 地方競馬への移籍後も含めると、2歳から9歳まで8年間に渡って重賞挑戦を繰り返したノーブルマーズ。宝塚記念3着をはじめ、目黒記念2着など重賞で実に12回も掲示板内に好走し、コツコツと稼いだ賞金額は2億6216万円に及んでいた。

 世代の新馬戦がスタートした直後の2歳6月に早々とデビューを果たしたノーブルマーズはこの年、G2のデイリー杯2歳Sで3着含め6戦1勝ですべて掲示板内をキープ。2107万円をゲットした。

 3、4歳時もその堅実さは健在で、シンザン記念と青葉賞の2重賞こそともに7着に敗れたものの、それ以外は準オープン競走を主体に走り、すべて掲示板内を確保。賞金計9024万円を稼ぎ出した。

 5歳初戦の準OPクラスを勝ち上がり、いよいよオープンの一線級が相手の重賞戦線での戦いとなった。メトロポリタンSで2着に入るなど徐々にOPの流れに対応し始めると、続く目黒記念で2着、さらに宝塚記念でも3着に好走。

 この年、ノーブルマーズは生涯最高の年間獲得賞金額となる8989万円を手にした。その後も引退するまで安定した走りで入着を繰り返す。小倉記念での3着を筆頭に重賞で7回掲示板に入る戦績を残し、約6000万円の賞金を積み上げた。

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