【第5位】マンハッタンカフェ(2365頭)
2003年に社台スタリオンステーションにスタッドインし、初年度から211頭の繁殖牝馬を集めたマンハッタンカフェ。この年は同期のアグネスタキオンが197頭、ジャングルポケットが111頭の種付け頭数だったことを考えるとかなりの数といっていいだろう。
その中からメイショウレガーロ、マンハッタンスカイ、ココナッツパンチなど、クラシック路線に乗る馬をしっかり輩出した。
そして3世代目の産駒からはレッドディザイア、ジョーカプチーノがそれぞれG1を制覇。この活躍によって、2009年のリーディングサイアーに輝いた。
前年の種牡馬リーディングはアグネスタキオンだったため、2001年のクラシック世代が2年続けて種牡馬界の頂点に輝いたことになる。種牡馬入りして間もない3、4年で種牡馬界のトップとなってしまうあたり、やはりこの世代のポテンシャルは高かったのかもしれない。
その後もグレープブランデーやヒルノダムール、クイーンズリングなど、大舞台で息長く活躍する馬をターフに送り込んだマンハッタンカフェ。彼は2015年にこの世を去ったが、母の父としてもメイショウハリオやペプチドナイル、タスティエーラといった成長力のある名馬を輩出している。