2位 コパノリッキー (9億9,514万4000円)
性別:牡馬
戦績:33戦16勝[ 16-3-3-11 ]
主な勝ち鞍:14年、15年フェブラリーS(G1) 、17年東京大賞典(G1)
最低人気からG1制覇を成し遂げ、そこから日本調教馬として最多となるG1級競走11勝を挙げた、成り上がりのダート王コパノリッキーが、第2位にランク入りした。
デビュー2戦目で初勝利を挙げると、条件戦も勝利し連勝を飾ると、兵庫CSでは6馬身差での圧勝で、重賞初制覇。約2800万円を加算したことにより、日本ダービーへの出走が予定されたが、骨折により長期休養を余儀なくされた。約半年の休養明後、2戦は着外に終わる。
だが、抽選を突破して出走したフェブラリーSでは、16頭立ての最低人気だったが、積極的な先行策から最後まで粘り込み1着でゴール。単勝配当272.1倍は、JRAのG1史上2位の記録だった。
これで復活したコパノリッキーは、次走、かしわ記念でも勝利すると、帝王賞は2着。秋のJBCクラシックはレコードで勝利を収め、骨折明けのこの年は、G1級競走3勝で約2.8億円を獲得した。
5歳ではフェブラリーSで連覇を達成するが、再び骨折の為、休養を余儀なくされる。しかし、復帰2戦目のJBCクラシックではハナを切りレースを引っ張ると、その後も脚は衰えず、不良馬場を物ともしない走りで史上5頭目の連覇を達成。この年の最優秀ダートホースに輝き、約2.4億円を獲得した。
6歳になっても進化するコパノリッキーは始動戦のフェブラリーSでは3連覇を逃すが、かしわ記念で連覇を達成した。帝王賞では好位から直線で抜け出し初制覇となり、マイルCS南部杯も制してG1級競走3連勝を遂げた。
翌年には、かしわ記念3連覇、マイルCS南部杯連覇を達成するなど、勢いは衰えず、引退レースとなった東京大賞典で逃げ切り勝ちを飾る。
2度の骨折から復活して、歴代最多のG1級競走11勝目を挙げるとともに、有終の美を飾ったコパノリッキーは、総額9億9,514万円を獲得した。