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第10回JBCクラシックを制した時のスマートファルコン
第10回JBCクラシックを制した時のスマートファルコン

3位 スマートファルコン (9億9,073万6000円)

性別:牡馬
戦績:34戦23勝[ 23-4-1-6 ]
主な勝ち鞍:10年、11年東京大賞典(Jpn1/G1) 、10年、11年JBCクラシック(Jpn1)

 G1級競走6勝を含む、交流重賞19勝。圧倒的なスピードを武器に逃げ切るレーススタイルで、交流重賞ハンターとも呼ばれたスマートファルコンが、第3位にランク入りした。

 デビューから3戦はダート戦を走ったが、クラシックを目指し、芝レースにも頻繁に出走していたスマートファルコン。だが、皐月賞18着を最後にダート路線に戻すと、早速、ジャパンダートダービー2着の好成績を収め、以後は交流重賞で活躍する。

 3歳時の白山大賞典ではスタートからハナに立つと、持ち前のスピードを発揮して、そのまま先頭でゴール。初の重賞制覇を古馬混合戦で果たした。

 なお、この勝利はゴールドアリュール産駒の交流重賞初勝利となった。その後はJBCスプリント2着の他、浦和記念、兵庫GTと制して、約1.8億円を獲得して3歳シーズンを終えた。

 4歳になると持ち前のスピード力に拍車が掛かったスマートファルコンは、始動戦の佐賀記念から、さきたま杯まで4連勝、前年の浦和記念、兵庫GTと合わせて交流重賞6連勝を達成する。次走で敗れ連勝はストップしたが、その後のレースではきっちりと勝利を収め、この年は7戦5勝で、賞金は約1.6億円を獲得した。

 5歳時は始動戦の、かきつばた記念、さきたま杯と連勝。帝王賞では6着に敗れたが、秋のJBCクラシックでは、いつも通りハナを切ると、最後まで先頭を譲らず、7馬身差の圧勝で、G1級競走初勝利を飾った。

 そこから引退する7歳まで、破竹の勢いで勝ち続け、東京大賞典連覇、帝王賞勝利などG1級競走5勝を含む、交流重賞9連勝の記録達成。引退するまでに重賞19勝した交流重賞ハンターは、総額9億9,073万円を獲得した。

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