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2017年フェブラリーSを制した時のゴールドドリーム
2017年フェブラリーSを制した時のゴールドドリーム

4位 ゴールドドリーム (8億1,620万7900円)

性別:牡馬
戦績:27戦9勝[ 9-8-3-7 ]
主な勝ち鞍:17年フェブラリーS(G1) 、チャンピオンズC (G1)

 全27戦がダートというスペシャリストの道を歩み、フェブラリーSとチャンピオンズCの同一年制覇を成し遂げたゴールドドリームが、第4位にランク入りした。

 2歳末のデビュー戦を快勝したゴールドドリーム。年明けの条件戦、オープン戦と連勝で初の重賞挑戦となった兵庫CCで2着に敗れたが約670万円を加算させる。ユニコーンSではクビ差制して、重賞初制覇を飾った。

 続くジャパンダートダービーでは1番人気ながら伸びを欠いて3着に敗れた。休養明けの秋は古馬初対戦となる武蔵野Sで2着に入り、貴重な約1500万円を加算させて、チャンピオンズCに出走する。ここは歴戦の猛者達の前に着外に敗れたが、ここまで約9700万円の賞金を獲得した。

 年明け初戦はフェブラリーSに出走する。2番人気に支持されると最後の激しい叩き合いを制して、G1初制覇を飾った。この勝利は、レース前日に急逝した、父ゴールドアリュールに届ける勝利となった。

 その後、ドバイ、帝王賞、マイルCS南部杯と3連敗を喫して挑んだチャンピオンズCは、8番人気の低評価ながら、直線で一気に脚を伸ばし1着でゴール。史上3頭目の同一年春秋ダートG1制覇を達成。この結果、最優秀ダートホースに選出され、この年は約2億円を獲得した。

 5歳時は連覇を狙ったフェブラリーSは2着に敗れたが、かしわ記念、帝王賞とG1級競走を連勝する。その後のG1級競走では2戦連続2着だったが、連対率100%のこの年も、約2億円を獲得した。6歳では2年連続フェブラリーSの2着から始まり、かしわ記念では連覇を達成。次走で3着となり連続連対は8で途切れた。

 しかし、続くチャンピオンズCでは2着に入り、この年は約1.5億円を獲得した。翌年の7歳限りで引退したゴールドドリームは、G1級競走を5勝する活躍で、総額8億1,620万円を獲得した。

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