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2017年ダイオライト記念を制したクリソライト
2017年ダイオライト記念を制したクリソライト

5位 クリソライト (4億4,609万4600円)

性別:牡馬
戦績:39戦9勝[ 9-13-2-15 ]
主な勝ち鞍:13年ジャパンダートダービー(Jpn1) 、15年〜17年ダイオライト記念(Jpn2)

 2010年、ゴールドアリュールの第4世代として誕生。同期で同じくゴールドアリュール産駒のコパノリッキーと、ダート界を長きに渡り盛り上げたクリソライトが、第5位にランク入りした。

 デビュー2戦目に初勝利を挙げるが、その後、4戦連続2着と勝ち切れなかったクリソライト。だが、条件戦、オープン戦と連勝して挑んだジャパンダートダービーでは、1番人気に応える7馬身差の圧勝で、G1級初制覇を果たし、ゴールドアリュールとの同レース史上初の父子制覇を達成した。

 秋に出走したJBCクラシックで5着に終わり、デビューからの連対記録も9戦で途絶える。続くジャパンCダートは着外と古馬一線級の壁に阻まれたが、ここまで11戦4勝、2着5回の成績で、約9600万円を獲得した。

 古馬になったクリソライトは4歳時に日本テレビ盃で優勝して、ジャパンダートダービー以来、1年2か月振りの勝利を挙げる。JBCクラシックでは同期のコパノリッキーに敗れて2着に終わる。ビッグタイトルが期待された5歳時は、帝王賞で当時のダート王者ホッコータルマエの2着に入る活躍はみせた。

 しかし、勝利は交流重賞最長距離となる2400mのダイオライト記念を制したのみに終わった。なお、このダイオライト記念は、この後7歳まで3連覇を成し遂げることになる。

 6歳時には韓国に遠征して、第1回コリアCに出走。初海外遠征の中、1番人気に応えて優勝、初代王者に輝いた。7歳では帝王賞で再び2着に終わるなど、古馬になってから国内のG1級競走での勝利は挙げられなかったクリソライト。勝利は9勝だったが、2着は13回と多く、手堅く賞金を加算して総額4億4,609万円を獲得した。

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