8位 ナランフレグ (4億0,013万7000円)
性別:牡馬
戦績:37戦6勝[ 6-5-4-22 ]
主な勝ち鞍:22年高松宮記念(G1)
ダート戦で実績を残したゴールドアリュール産駒としては初めて、そして現時点でも唯一となる芝G1を制したナランフレグが、第8位にランク入りした。
2018年にダート戦でデビューしたナランフレグは、6番人気ながら1着となり初陣を飾る。だが、その後の6戦で勝利を収めることができず、1勝クラスからの卒業には7戦を要した。その後は芝短距離戦で2勝して、3歳終了時点でオープンに昇級したナランフレグは、年明けの4歳初戦で重賞初挑戦のシルクロードSで3着に入る。
その後の12戦で入着5回はあったが、勝利を挙げることができず、ようやく5歳年末のオープン戦で5勝目を挙げた。ここまで26戦5勝、獲得賞金は約1.3億円となった。
6歳となったナランフレグは、オーシャンSで2着に入り迎えた高松宮記念でついに戴冠の時を迎える。近走では毎回上位まで、追い込んできているナランフレグは、ここでも持ち前の鋭い末脚に懸けるべく、後方馬群の内に構えた。
直線、逃げるレシステンシア、ジャンダルム、キルロードらとの激しい追い比べの間隙へと突っ込んでいくナランフレグは、最後はグイッと抜け出し、5着までの着差がクビ、ハナ、クビ、クビという大接戦を制して、重賞初制覇をG1の大舞台で果たす。
丸田恭介騎手、宗像義忠調教師にはG1初制覇を、父ゴールドアリュールには、初の“芝”G1制覇をプレゼントした。
その後はスプリンターズS、香港スプリントに出走。勝利を挙げることはできなかったが、ゴールドアリュール産駒では珍しい、芝短距離路線にその名を刻み、7歳で引退するまでに総額4億13万円を獲得した。