7位 ダイタクリーヴァ(4億243万9,000円)
性別:牡馬
戦績:19戦7勝 [7-5-2-5]
主な勝ち鞍:00年スプリングS(G2)、01,02年京都金杯
フジキセキの二世代目産駒ダイタクリーヴァが7位にランクイン。半弟に重賞3勝のダイタクバートラム、叔父にマイルCSを連覇したダイタクヘリオスがいる名門出身の良血馬は、スプリングSのほか京都金杯で連覇を飾るなど重賞5勝。生涯で19戦を走り、4億を超える賞金を稼ぎ上げた。
2歳の11月にデビューしたダイタクリーヴァは、オープン勝ち含む3戦2勝で2640万円ほどを獲得。翌年に3歳となり年明け初戦のシンザン記念を3馬身差で快勝し約4000万円を加算すると、皐月賞トライアルのスプリングSでも単勝1.8倍の断然人気に応え、さらに5500万円を上積み。
本番の皐月賞では、3連勝を飾った勢いを買われて単勝1番人気の支持を集め、父が果たせなかったクラシック初戦奪取に期待が高まった。しかし、後に菊花賞を制すことになる、準三冠馬のエアシャカールの豪脚の前にクビ差で惜敗し、4800万円ほどの賞金加算にとどまった。
日本ダービーは距離が長く、12着に敗れるが、秋の復帰戦となった富士Sで3着に好走する。1100万円を上乗せして迎えたマイルCSでも1番人気に推されるも、今度はゴール前、アグネスデジタルの強襲に屈して半馬身差の2着。約3900万円を得るまでだった。年末の鳴尾記念を快勝して、4300万円を獲得して迎えた4歳初戦の京都金杯も盤石の競馬で勝利し、さらに4300万円を加えて重賞連勝を決めた。
続く中山記念で3着に敗れた後、左前脚の骨折で復帰したのは前年と同じ秋の富士Sだった。2着に食い込んで格好をつけると、本番のマイルCSではまたも1番人気に支持されることになる。だが、後方追走から見せ場を作れず9着に敗退。連覇を狙い1番人気の支持を受けた鳴尾記念では、逃げ馬を捉え切れず2着に惜敗するも、結局この年は9409万円を手にした。
ラストイヤーとなった5歳時初戦の京都金杯で連覇を飾り、4300万円ほどの賞金加算に成功。好発進を決めたかに見えたが、その後は入着できないまま現役を退き、種牡馬入りとなった。