8位 ミラクルレジェンド(3億3,242万円)
性別:牝馬
戦績:25戦12勝 [12-1-3-9]
主な勝ち鞍:11年,12年JBCレディスクラシック(重賞)、13年エンプレス(Jpn2)
8位に入ったのも牝馬のミラクルレジェンドだった。ダートの牝馬交流重賞で大暴れし、ダート女王の座にも就き、一時代を築いた。米国の重賞戦線で活躍したパーソナルレジェンドを母にもつミラクルレジェンドは、ひとつ違いの弟にも東京大賞典(G1)を制すなど同じくダートで大活躍したローマンレジェンドがおり、バリバリの砂血脈を受け継いだ。ダート重賞8勝、通算でも12勝を挙げて3億3000万円超を稼ぎ出した。
生涯25戦を走り、デビュー当初に使われた芝の3レースを除く22戦のうち、掲示板外に敗れたのは、2度挑戦し、ともに6着だったジャパンCダートと、競走生活晩年に臨んだ東海Sの3回のみ。3歳時は第2回レパードSと船橋のクイーン賞(Jpn3)を制して7000万円余りの賞金を得たほか、ジャパンダートダービーにも挑戦して4着に好走し、さらに500万円を上積み。JRAのレースでは4戦無敗だった。
4歳を迎えたミラクルレジェンドは当初、屈強な先輩女傑のラヴェリータの前に苦戦を強いられたが、秋を迎えて本格化すると立場が逆転。レディスプレリュードとJBCレディスクラシックをともにラヴェリータを退けて連勝し、この年は約1億9000万円の賞金加算に成功した。
ダート女王の地位を確立したミラクルレジェンドは、翌年にもレディスプレリュードとJBCレディスクラシックで連覇を果たし、マリーンC(Jpn3)でも勝利を収め7戦3勝で、賞金9000万円ほどを加算。6歳時は、東海S(6着)の後に臨んだエンプレス杯(Jpn2)を、単勝オッズ1.1倍の断然人気に応えて快勝した。3500万円の賞金を加えて、有終の美を飾った。