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2006年CBC賞を制したシーイズトウショウ
2006年CBC賞を制したシーイズトウショウ

2位 シーイズトウショウ (5億449万円)

性別:牝馬
戦績:38戦7勝[ 7-8-5-18 ]
主な勝ち鞍:03年CBC賞(G2)、04年、05年函館スプリントS(G3)、06年セントウルS(G2)

 1200m戦で重賞5勝を挙げ、短距離戦を得意としていた。サマースプリントシリーズ初代王者のシーイズトウショウが、第2位にランク入りした。

 2戦目で初勝利を挙げると、5戦目のファンタジーSでは2着に入り賞金を加算させる。その後、阪神JFに出走したが4着に敗れる。3歳時の桜花賞では道中2、3番手から直線で内から伸びて、後の3冠牝馬スティルインラブの2着に入った。続くオークスでは距離に泣いて、12着と大敗した。休養明け4戦目、当時はG2だったCBC賞では好位から直線で差し切り、1年4か月ぶりの2勝目が重賞初制覇となった。この年は8戦1勝ながら、約1.3億円を獲得した。

 4歳時は阪急杯2着から、高松宮記念に出走する。スプリントの強者相手に5着に入着すると、休養を挟んで、函館スプリントSに出走。いつものように好位に付けると直線、後続を突き放して重賞2勝目を飾ると、G1制覇を狙ったスプリンターズSは、不良馬場に苦しみ7着に敗れた。この年は重賞制覇するも、獲得賞金は約8000万円に留まった。

 明け5歳は、5月のオープン戦で通算4勝目を挙げる。続く函館スプリントSでは、好スタートを決めて2番手につけると、直線で抜け出し連覇を果たす。だが、その後体調が整わずにマイナス30kgで出走したスプリンターズSは、12着に終わる。翌6歳時には、G3に格下げとなったCBC賞に出走し、直線で外から交わして1着。2度目のCBC賞制覇で、グレード制導入後に格下げされた同一重賞を制した唯一の競走馬となった。また、この年から始まったサマースプリントシリーズでは、函館スプリントS、キーンランドCと連続2着、セントウルSでは勝利を挙げて、初代チャンピオンに輝いた。その後、7歳まで現役を続けたシーイズトウショウは、通算で重賞5勝を挙げて、総額5億0,449万円の賞金を獲得した。

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