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2010年セントウルSを制したダッシャーゴーゴー
2010年セントウルSを制したダッシャーゴーゴー

3位 ダッシャーゴーゴー (3億2,507万9600円)

性別:牡馬
戦績:30戦5勝[ 5-5-3-17 ]
主な勝ち鞍:10年セントウルS(G2)、11年オーシャンS(G3)、CBC賞(G3)

 G1勝利こそなかったが、重賞3勝を挙げ、海外、地方と場所を選ばず懸命に走ったダッシャーゴーゴーが、第3位にランク入りした。

 ダート1000mのデビュー戦を勝利すると、続く小倉2歳Sでは2着に健闘して、賞金を加算する。次のオープン戦では勝利を挙げて、さらに賞金を加えて2歳戦を終えた。3歳時には短距離路線を歩んだが、始動戦のファルコンSは直線伸びを欠き4着。オープン戦では、1番人気ながら8着と惨敗して、NHKマイルCには向かわずにCBC賞に出走する。ここで古馬相手に2着に健闘して、約1600万円を獲得。秋のセントウルSでは、直線で前を捉えて1着。

 3歳馬ながら古馬混合戦で重賞初制覇を飾った。続くスプリンターズSは直線、内から脚を伸ばし、前は捉えられなかったが2着に入線。約3800万円を獲得したかと思われたが、直線で内に斜行して、最内にいたサンカルロの進路を妨害したため、4着降着。賞金も約1400万円となり、この年は約9400万円の獲得となった。

 4歳初戦のオーシャンSで重賞2勝目を飾り、G1制覇へ手応えを掴み迎えた高松宮記念。2番手追走から、直線で一時先頭に立つも、最後は後続に交わされて4着入線。しかし、3コーナーで内側に斜行して、ジョーカプチーノの進路を妨害したことにより、審議の結果11着に降着となった。降着制度導入以来2頭目となる、2度目のG1での降着となった。その後、休養を挟み出走したCBC賞では、1番人気に応えて重賞3勝目を挙げた。今度こそG1制覇との思いで出走した、スプリンターズSでは11着と惨敗。ダートに活躍の場を求めて、JBCスプリントに出走するが3着に敗退。翌年以降も日本、シンガポールのスプリント路線を走り、G1で2度の入着はあるが勝利はなく、8歳で引退したダッシャーゴーゴー。獲得賞金は、3億2,507万円だった。

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