【サクラバクシンオー産駒獲得賞金トップテン】平成の名スプリンターの産駒で賞金王となったのは…?
1990年代初頭、1200m戦で8戦7勝という圧巻の成績を残し、名スプリンターとして名を馳せたサクラバクシンオー。引退後は種牡馬としても優秀な実績を残し、主にマイル以下の短距離戦で活躍する産駒を多数輩出した。今回は、そんなサクラバクシンオー産駒の中から、獲得賞金の多い順にランキング形式でご紹介する。
10位 スギノエンデバー (2億2,943万9000円)
性別:牡馬
戦績:58戦6勝[6-5-7-40]
主な勝ち鞍:12年北九州記念(G3)
スプリント路線で8歳まで息長く活躍して、伏兵として高額配当を幾多ももたらしたスギノエンデバーが、第10位にランク入りした。
2010年8月のデビュー戦で早速勝利を飾ると、重賞初挑戦の小倉2歳Sでは3着に好走。年末の条件戦を逃げ切りで制したスノーエンデバーは、年が明けた3歳では、当時1200m戦で開催されていたファルコンSで2着に入り、約1600万円を加算させる。この年はその後、8戦走るが未勝利。それでも4度掲示板圏内の走りで約3200万円を加えて、デビューからここまで16戦2勝ながら、約8000万円を獲得した。
4歳でも掲示板に載るが、勝ち切れないレースが続くスノーエンデバー。6月には、現在では廃止となった条件戦に降級となった。降級3戦目で、約1年7か月ぶりの勝利を収める。オープンに戻った北九州記念では、8番人気の低評価ながら、直線大外一気の末脚で念願の重賞初制覇を果たした。なお2着に12番人気、3着に6番人気が入り、3連単99万の高配当となった。その後は年末のオープン戦を勝利して、通算5勝目を挙げた。この年は、重賞初制覇で充実した1年を過ごして、約8600万円を獲得した。
5歳時では7着には敗れたが、初のG1挑戦となる高松宮記念に出走。この年は10戦未勝利ながらも、重賞で3度掲示板に載るなど、手堅く約2500万円を獲得。11月の京阪杯では10番人気ながら3着に滑り込み、3連単46万円の高配当を演出した。
その後、重賞では馬券に絡むことはなかったが、7歳5月のオープン戦で、10番人気の伏兵評価を覆して、2年6か月振りとなる6勝目を挙げる。活躍をみせたスノーエンデバーは、8歳の引退までに多くの高配当を演出。58戦と息長く走り、総額2億2,943万円を獲得した。