3位 エイシンデピュティ(4億4,104万5,000円)
性別:牡馬
戦績:30戦10勝 [10-3-4-13]
主な勝ち鞍:08年宝塚記念(G1)
3歳から7歳まで30戦を走り、宝塚記念を含む重賞4勝を挙げて4億4000万円余りを稼いだエイシンデピュティが、トップ3の座についた。
3歳の4月にデビューしたエイシンデピュティは当初、短距離のダートを主戦場として走り、3戦目で勝ち上がりを決めた。だが、昇級後の2戦は5、10着に敗退。結局この年は780万円の賞金加算に留まった。
4歳時も条件戦のみを走ることとなったが、9戦して3勝を挙げ、5747万円ほどを上乗せ。5歳となり、芝レースでの安定感を増したエイシンデピュティは、年明け3戦目の準オープンを勝利してOP入りすると、距離を1800mに延ばして挑んだオーストラリアT、エプソムC(G3)を勝ち切って3連勝を果たす。
3戦合計で8500万円弱を手にした後、秋は毎日王冠(8着)、天皇賞・秋(降着で14着)に参戦するも、屈強な相手に跳ね返される格好となった。しかし、年末の鳴尾記念で2着に好走し、年を跨いで京都金杯に参戦した6歳馬のエイシンデピュティは、先行抜け出しでアドマイヤオーラらの追い上げを封じ込んで重賞2勝目を飾り、計6000万円近くをゲット。
東京新聞杯(7着)を挟んで迎えた産経大阪杯で僅差の2着に入り、続く金鯱賞で逃げ切り勝ち。約6500万円を上乗せし、春総決算のGPレース宝塚記念へと駒を進めた。ここでも逃げてしぶとい粘り腰を発揮し、G1・4勝馬のメイショウサムソンの猛追をアタマ差しのぎ切り待望のG1タイトルを手中に収め、1億3500万円ほどの賞金を獲得。
その後は脚元の故障で長い休養期間を経た7歳時の秋に、3戦を走ったのみとなったエイシンデピュティだが、無事に競走生活を走り抜き、種牡馬入りへの道を切り開いた。