6位 アドマイヤジュピタ(3億2,657万9,000円)
性別:牡馬
戦績:14戦7勝 [7-2-2-3]
主な勝ち鞍:08年天皇賞・春(GI)
2歳の11月にデビューし、4歳時に重賞初制覇、5歳時には天皇賞(春)を制すまでになり、生涯で3億2000万円を超える賞金を稼いだアドマイヤジュピタが、6位にランクインした。
3戦目の芝2000mで勝ち上がりを決めたアドマイヤジュピタは、630万円を加算して2歳を終えた。3歳初戦の若駒S(OP)で2着に入り、続くすみれS(OP)では単勝1.8倍の断然人気を背負うも3着に敗れ、1200万円ほどの賞金加算に終わる。自己条件クラスに戻ったゆきやなぎ賞を快勝し、1000万円を上乗せ。「さあクラシックへ」という矢先、右後ろ脚の骨折が判明し、長期の休養を余儀なくされた。
4歳の7月末に復帰が叶うと、最下級の自己条件戦を快勝。昇級戦で2着を挟んだ後、3戦目で1000万下(現・2勝クラス)を楽勝し、計2800万円超を獲得した後、G2のアルゼンチン共和国杯へ格上挑戦することになる。単勝2番人気で迎えたこのレースを先行抜け出しで制し、重賞初制覇。6000万円弱を手にすることに成功した。
5歳となったアドマイヤジュピタは、休養明け初戦の日経新春杯こそ4着に敗れるも、続く阪神大賞典を快勝。賞金6500万円を得て意気揚々と天皇賞(春)へと駒を進めた。後方からレースを進めたアドマイヤジュピタだったが、3~4コーナーあたりで進出し、先行馬群に取りついて迎えた直線、一気に末脚を爆発させ、最後はG1馬のメイショウサムソンを叩き合いの末、アタマ差で制し、待望のG1タイトルを獲得。約1億3000万円の優勝賞金を手にする。
当時開業8年目、のちに日本ダービーを3勝するなど名トレーナーの道を突き進むことになる友道康夫調教師にとっても、これがG1初制覇であった。