POG注目の的!ダービー馬の全弟など超有力馬がスタンバイ【現役GⅠ馬を兄姉に持つ2歳馬 5選】
近年は一口馬主が流行し、人気クラブの新規会員は出資するのも難しい現状となっている。さらにPOGもさまざまなサイトで行われており、デビュー前の2歳馬に対する関心は高まるばかりである。今回は、今年度のPOGでも人気を集めそうな注目2歳馬の中から、兄姉が現役G1馬である5頭をピックアップし紹介する。
①チャリングクロス(兄クロワデュノール)
父:キタサンブラック
母:ライジングクロス
生年月日:2023年4月13日
性別:牡馬
毛色:青鹿毛
調教師:奥村武(美浦)
ホープフルS勝ち馬クロワデュノールの全弟にあたる、チャリングクロス。その兄と同じサンデーレーシングでの募集で、募集価格も125万円×40口とまったく同じ。
ちなみに母のライジングクロスは、イギリスを中心に芝の中長距離で活躍を見せ、愛オークス3着や英オークス2着の実績があるという馬。昨年サトノダイヤモンドの牝馬を出産後、今年は空胎。チャリングクロス出産時に既に20歳という高齢であり、このまま繁殖牝馬を引退という可能性も考えられる。
全弟であるため父は同じキタサンブラックであるが、所属厩舎は兄が栗東の斉藤崇厩舎であるのに対して、弟は美浦の奥村武厩舎という違いがある。父キタサンブラック×母父ケープクロスという組み合わせはクロワデュノールとチャリングクロスしか存在しない。そのため活躍の主戦場は、兄の活躍や父母の実績からイメージする芝の中長距離と考えるのが自然な流れ。
480キロでデビューし、皐月賞では500キロまで成長していた兄と比較すると、現状では50キロほど小さい馬格とのことで、450キロ弱でのデビューとなりそう。ただ仕上がりは早く、既にサンデーレーシングから、6/21(土)の東京芝1800mでデビュー予定と発表されている。兄と同じ6月東京デビューとなれば、もちろんその先に期待は広がっていく。兄の背中を追い、越えていくことができるか。成長が楽しみな1頭である。