
5位:2分23秒9
2022年スターズオンアース (天候:晴 馬場:良)
第5位は、2022年スターズオンアースが記録した2分23秒9だった。
2022年に勝ったスターズオンアースは、1984年のグレード制導入後、G1レースでは最長となる、15分遅延しての発走という波乱にも動じず、史上16頭目となる、牝馬2冠を達成した。
スタート前、サウンドビバーチェが放馬後、左回りのコースを逆走する形で、しばらく駆け続けた後に、競走除外となり、15分遅延してのスタートとなった波乱のレースは、ニシノラブウインクが逃げて開幕。2番人気のアートハウスは3番手、フラワーCからここに直行したスタニングローズは、5番手の好位に構え、その後ろに、牝馬2冠を狙うスターズオンアースがつけた。やや縦長の隊列で 1000mを60秒6で通過すると、迎えた直線。
まだ先頭で粘るニシノラブウインクを、好位から追走したアートハウスとスタニングローズが交わしにかかると、内からは桜花賞を1番人気で、10着大敗したナミュールも伸びてきた。さらにその外からは、スターズオンアースも迫ってくる。残り200mでアートハウスの脚が鈍ると、ナミュール、スタニングローズ、スターズオンアースの3頭が先頭争いを演じ、最後は大外からスターズオンアースの末脚が2頭を勝り、一気に突き抜けて先頭でゴール。
出走時間が大幅に遅れても動じず、精神面のタフさも持ち合わせたスターズオンアースが、2分23秒9タイムで、史上16頭目の牝馬2冠を達成した。