5位: 1分31秒8
2024年 テンハッピーローズ(天候:曇 馬場:良)
第5位は、2024年テンハッピーローズが記録した1分31秒8だった。
2024年に勝った6歳のテンハッピーローズは、キャリア24戦目にして初めてのG1出走。前年は6着と敗退し、14番人気の低評価であったが、直線では衝撃の末脚を炸裂させて、重賞初制覇をG1で達成した。また鞍上の津村明秀騎手は、デビュー21年目にしてJRA・G1初勝利を飾った。
レースはスタートから2番人気のナミュールが出遅れる、波乱の幕開けとなった。ハナを主張したのはコンクシェルで、直後にスタニングローズらが続いた。1番人気のマスクトディーヴァは6番手に構え、テンハッピーローズは10番手集団から前を追った。前半800mの通過タイムは45秒4で各馬、4コーナーを回って最後の直線へ。
好位につけていたフィアスプライドが前を追い掛け、残り400mを切ったあたりで先頭に立つが、外からテンハッピーローズが一気に脚を伸ばしてきた。残り200m手前でフィアスプライドが先頭に立つも、テンハッピーローズが外から、33秒9の末脚を炸裂して突き抜けると、そのまま先頭でゴール。1分31秒8のタイムで優勝したテンハッピーローズは、単勝オッズ208.6倍の14番人気という低評価を覆してG1初制覇を飾った。鞍上の津村騎手はデビュー21年目、涙のJRA・G1初勝利となった。