1位: 1分30秒5
2019年 ノームコア (天候:晴 馬場:良)
第1位は、2019年ノームコアが記録した1分30秒5だった。
2019年に勝ったノームコアは、従来のコースレコードを0秒8も更新したうえ、東京マイルのレコードとなる1分30秒5の勝ちタイムでG1初制覇を果たした。
スタートするとアエロリットが気合いをつけてハナを奪い、レースの主導権を握った。これにアマルフィコースト、ミッキーチャーム、クロコスミアらが続き、1番人気のラッキーライラック、その外からソウルスターリングが続き、ノームコアは中団9番手につけた。逃げるアエロリットは前半800mを44秒8のハイペースで飛ばす。
4コーナーを過ぎて、後続に3馬身突き放したアエロリットが先頭で直線に入る。ここで後続の各馬が、懸命に逃げるアエロリットを追い掛ける。馬場の真ん中から、ラッキーライラックが脚を伸ばし、その外からは、ノームコアも追撃態勢に。大外からは、プリモシーンが上がってくる。さらに、ラッキーライラックの内からクロコスミアも伸びてくる。
残り200mを切って脚が鈍ったアエロリットに、ノームコア、ラッキーライラック、クロコスミアの4頭が襲いかかり、ゴール直前で先頭に躍り出たノームコアが先頭でフィニッシュ。1分30秒5という大記録で、ヴィクトリアマイル走破タイムのチャンピオンとなった。
【了】
(文●目白明)