5位 イクイノックス(204頭)
「世界ナンバーワン」の評価を受けたままG1を6連勝で締めくくり種牡馬入りしたイクイノックスが、種付け数204頭で5位にランクインした。
G1・7勝を挙げた名馬キタサンブラックの初年度産駒として通算成績10戦8勝、2着2回。生涯獲得賞金も当時の国内歴代1位の記録を更新する22億1544万6100円を稼ぎ出したイクイノックス。種牡馬供用初年度となる2024年から2000万円という破格の種付け価格に設定された。
母は、現役時代にG3のマーメイドSを勝ったシャトーブランシュであるが、その父は世界的良血馬のキングヘイローで、母系にはトニービン、Allegedなど底力溢れる欧州血統で構成されている。
イクイノックスは、Haloの4×4、Lyphard4×5×5というインブリードを内包し、スピードやスタミナは一級品。特にレース終盤に繰り出される切れ味鋭い末脚は圧巻だった。
2024年の配合相手には、牝馬三冠含むG1・9勝の名馬アーモンドアイや、グランプリ3連覇などG1・4勝のクロノジェネシス、有馬記念や豪G1コックスプレート勝ち含むG1・4勝のリスグラシュー、桜花賞などG1を3勝した白毛アイドルのソダシらのほか、21年のオークス馬ユーバーレーベン、スプリンターズSなどG1・3勝の快速馬ストレイトガールら国内で名声を手にしたG1ホースたちが居並ぶ。
また、パーソナルエンサインSなど米G1を5勝したミッドナイトビズーや、BCジュヴェナイルフィリーズターフ勝ち馬のアントパール、21年の仏1000ギニー勝ち馬クールサンバ、16年の愛1000ギニー優勝馬ジェットセッティング、19年オーストラリアンギニーズの覇者ミスティックジャーニーなど、海外G1馬も枚挙に暇がない。
交配牝馬の多くが高い競走実績の重賞馬で、活躍舞台も多岐にわたる顔ぶれとなっている。その中から大物級産駒が出てくる可能性は無限大といえそうだ。